今更聞けないkubernates 2021 (準備編)

投稿者: | 5月 7, 2021

だいぶ仕事でkubernatesを使うことが多くなったので、入り口の格好から、実際の立ち上げまで記載したい。

ただ、これを実行したからとって、kubernatesのマスターになることは決してないのでご注意を。ただ、マスターのいっていることややっていることがわかったり、話を聞いてくれるようには少しはなってくれる。別にkubernatesだけではないけど、こう言う系の話って、途中が思いっきり端折られていて、いざやってみようとすると何かが足りない、何かがということがある。そこも考慮して書いてみる。

まず、見た目というかかっこから。
kubernatesの環境って、コマンドラインのことが多いので、Linux(仕事にならない)あるいはMac(持っていないかも)がベストだが、
Windowsで使う場合、Windows10のLinuxは有効にしたほうがいいかもしれない。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/install-win10
さらにDockerもインストールしておいたほうがいいかもしれない。docker desktopでも小さいながらkubernates環境が簡単にできる。
https://hub.docker.com/editions/community/docker-ce-desktop-windows

WSL2が有効になるので、もうVMware WorkstationでESXiをネストで立ち上げることができなくなる。というか、コンテナを使うならネストESXiもういいでしょ。ネットワーク設定の幅が壊滅的にしょぼいし。もし、どうしてもNest ESXの共存をしたいのであれば、LinuxあるいはIntel Macなら共存できる。WindowsはVMware WorkstationですらHyper-Vとズブズブ。

入れておいた方がいいアプリ

ターミナル:
WindowsならWindowsターミナル
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/terminal/get-started
Macならiterm2
https://iterm2.com/downloads.html
しかし、これらのアプリは実はあまり出番がないかもしれない。

エディタ:
ここが一番重要。Visual Studio Code一択。Windows/Mac/Linux全てが揃っているMacなんてM1ネイティブ版もある。dockerとかも立ち上げているともはM1じゃないとかなりきついかもしれない。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/visual-studio-code/
なぜこのエディタが便利かというと、docker/kubernatesクラスタに接続ができる。さらにエディタの中でターミナルが立ち上げられる。ドキュメント参照、記載しながらターミナルが利用できる。

UntitledImage

kubectrlコマンド:
どうせ色々なところで入れろ入れろと言われるので、入れてしまっている。インストール方法は、いろんなところに書いてあるので、割愛。
ターミナルを立ち上げた時にkubectrlコマンドが利用できるようにしておこう。
Macならhomebrewで入れられる。

helmコマンド
これもよく聞かれるのでインストールをしておく
https://helm.sh/

kubectrlコマンドとhelmコマンドはお手元の端末にインストールしておく。どこかのサーバに入れておくものではない。

gitコマンド
もはや説明不要。githubあるいはgitlabのアカウントの作成、設定をしておく。特にsshキーの登録を忘れずに。githubでパスワード認証してpushすると毎回メールが来てしまう。
Macはデフォルトでインストール済み。Linuxも特に言うことはないと思う。
Windowsは以下からインストールしておく。
https://gitforwindows.org/

クラウドのコマンドラインソフトウェア
ここもあまり表立って書いていないのだが、インストールとアカウント設定は必要
AWS: awsコマンド
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/cli/latest/userguide/install-cliv2.html
Azure:azコマンド(powershellでもいいんだが、Visual Studio Codeがazコマンドを所望する)
https://docs.microsoft.com/ja-jp/cli/azure/install-azure-cli
google:google sdk
https://cloud.google.com/sdk/docs/install?hl=ja
もちろんアカウントの初期設定とかは事前にしておく必要がある。
OpenShift:
cloud.redhat.comからocコマンド、oc-installコマンドを入手。
ちなみに、OpenShiftは、RHELのデベロッパーアカウント(無償で作成できる)であれば評価版が利用できる。

最後に、Mac/LinuxではインストールしたコマンドのCompetion設定を入れておくかどうかで効率が全く異なるので必ずいれておく。誰もコマンドラインオプションなんて覚えていない

 

ここまで来れば、入り口としては上等か。。。
次回は、それぞれの環境でのKubernates環境の作り方を記載する。

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