vSphere 8がリリースされていたのでインストールしてみた。

投稿者: | 10月 12, 2022

30年くらい前に、インターネットに「日刊インストーラー」というサイトがあった。そのサイトは、あらゆるUnix環境にリリースされたばかりのプログラムをソースからコンパイルして入れまくるというサイトで、Sony NEWS OSというmkdir -pでフォルダーが掘れないくらい古いOSのユーザにとってはとても役に立つサイトであった。それにリリースされた途端、アップされ始めるので、結構タイムリーに出たばかりのGNUのアプリがインストールできてしまったりする。ただ、インストール方法しか書かれていないので、その先の使い道や新機能については情報がなかったりする。

そのインストールマニアの精神好きでした。。。ぐぐってみるともう無いらしい。IRIXとかの情報も載っていたのに。

 

閑話休題

 

別にマニアではないが、vSphere 8がリリースされたのでインストールしてみた。my VMwareから評価版のダウンロードできる。また、Nested ESXのOVAもリリースされていた。めんどくさいのでESXは、Nested ESXのOVAで作ってみた。

まず、やる前にリリースノートは見ておくべし。

https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/8.0/rn/vmware-vsphere-80-release-notes/index.html

Homelabな人的に注意が必要かもしれない点

  • サポートされるCPUが変わる。(古いマシンの人は要注意)
  • レガシーBIOSからのサポート廃止(ボロいサーバを削除したので、自分はセーフ)
  • 起動に必要なメモリが8GB以上になった。(Nested ESXもそうなっていた。)
  • USBブートもブートバンクのみサポート
  • NSX-V環境ではアップグレードできない。(前からNSX-T推しだったので)

などなど。

 

ESXのログイン画面

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おしゃれになった。

 

HTML5コンソール

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おしゃれになった。

 

仮想マシンのOSタイプ

ESXの仮想マシンタイプはどういうわけだか新しいすぎるOS名を出してくる。(vCenterでは表示しないが。)Windows Server 2025と。

また、MAC OSのサポートを止めたとあるが、まだMAC OSのマシンタイプがある。また、ESXiのマシンタイプはESX8というのができていた。

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Hardware Versionは、20となった。今年のVMware Fusion/Workstation Tech Previewと同じバージョン。

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試しに UbuntuのVMを作ってみたが、vSphere7はBIOSだったのに、vSphere 8では、Secure Boot環境になっていた。こりゃレガシーおじさんキラーだと思う。

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一応、vCenterの画面も晒しておく。ただし、vSphere7U3の新しいUIとあまり変わりがないように感じる。

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とりあえずのインストールなので、ご興味を持った方ぜひ。なんだが。。。

自分としては、Qnap/SynologyのドライバーやVMware Flingのドライバーのリリース待ちかと。ARM ESX版を出してほしい。

 

このタイミングで一度取り下げられたvCenter Converterもリリースされた。古いOSはほとんどサポートから落ちているので、俗に言う古いOSの救済するためのツールとはならない感じ。

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