30年くらい前に、インターネットに「日刊インストーラー」というサイトがあった。そのサイトは、あらゆるUnix環境にリリースされたばかりのプログラムをソースからコンパイルして入れまくるというサイトで、Sony NEWS OSというmkdir -pでフォルダーが掘れないくらい古いOSのユーザにとってはとても役に立つサイトであった。それにリリースされた途端、アップされ始めるので、結構タイムリーに出たばかりのGNUのアプリがインストールできてしまったりする。ただ、インストール方法しか書かれていないので、その先の使い道や新機能については情報がなかったりする。
そのインストールマニアの精神好きでした。。。ぐぐってみるともう無いらしい。IRIXとかの情報も載っていたのに。
閑話休題
別にマニアではないが、vSphere 8がリリースされたのでインストールしてみた。my VMwareから評価版のダウンロードできる。また、Nested ESXのOVAもリリースされていた。めんどくさいのでESXは、Nested ESXのOVAで作ってみた。
まず、やる前にリリースノートは見ておくべし。
https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/8.0/rn/vmware-vsphere-80-release-notes/index.html
Homelabな人的に注意が必要かもしれない点
- サポートされるCPUが変わる。(古いマシンの人は要注意)
- レガシーBIOSからのサポート廃止(ボロいサーバを削除したので、自分はセーフ)
- 起動に必要なメモリが8GB以上になった。(Nested ESXもそうなっていた。)
- USBブートもブートバンクのみサポート
- NSX-V環境ではアップグレードできない。(前からNSX-T推しだったので)
などなど。
ESXのログイン画面
おしゃれになった。
HTML5コンソール
おしゃれになった。
仮想マシンのOSタイプ
ESXの仮想マシンタイプはどういうわけだか新しいすぎるOS名を出してくる。(vCenterでは表示しないが。)Windows Server 2025と。
また、MAC OSのサポートを止めたとあるが、まだMAC OSのマシンタイプがある。また、ESXiのマシンタイプはESX8というのができていた。
Hardware Versionは、20となった。今年のVMware Fusion/Workstation Tech Previewと同じバージョン。
試しに UbuntuのVMを作ってみたが、vSphere7はBIOSだったのに、vSphere 8では、Secure Boot環境になっていた。こりゃレガシーおじさんキラーだと思う。
一応、vCenterの画面も晒しておく。ただし、vSphere7U3の新しいUIとあまり変わりがないように感じる。
とりあえずのインストールなので、ご興味を持った方ぜひ。なんだが。。。
自分としては、Qnap/SynologyのドライバーやVMware Flingのドライバーのリリース待ちかと。ARM ESX版を出してほしい。
このタイミングで一度取り下げられたvCenter Converterもリリースされた。古いOSはほとんどサポートから落ちているので、俗に言う古いOSの救済するためのツールとはならない感じ。