ProxmoxなどのKVMはvSphereの代用になり得るのか?

投稿者: | 9月 5, 2025

VMwareは、もはや小規模環境で使われることが少なくなっていくので、もはやホームラボに適さないような気がする。また、もう、しっかりした仮想化環境も要らないので、逆にデプロイが簡単、特にCloud-initでUbuntuのクラウドイメージがサクッと使える環境にしたほうが、イメージの管理をしなくて済むのでいいと思っている。いずれにせよ、もう、OS単位、ワークロード単位で扱うということは、これからどんどん少なくなるような気がする。

以下、KVM観点でリストをしてみた。ただし、コンテナ運用が必要なOpenShift Virtualizationは除外。そもそもVMを使おうという人にコンテナ運用は厳しいと思うので。

しかし、こうやって比較するとVMwareを選択しない場合は、NutanixやProxmox、Oracle Virtualization, Hyper-Vが選択肢になりそう。Nutanixは、HCIのハードウェアが必要、Proxmoxのベンダーサポートはまだ少なく、機種も限られてしまう。(ProxmoxにはHCLはなく、Debianが動けば動くというが本番運用では手が出しづらい。)Nutanix,Proxmoxはリモートクライアントが存在せず、リモートでアクセスされるにはSSHを使うかRest APIしかないので、自動化の手間がかかるかもしれない。

個人調べというか、このブログのアクセスで急増したのが、Oracle Virtualization。サポートされるハードウェアも豊富で、リモートクライアントからアクセスができるなどそこそこ機能が揃っているのでありかもしれない。

一方、検証、開発だと、LXDコンテナ、Dockerコンテナも動かせ、Cloud-initでISOイメージが不要(地味に便利)で、ベンダーサポートやプリインストールモデルが多いUbuntuがいいかもしれない。

ESXのくせやオペレーションを体得したいという目的以外であれば、ESXを建てるよりもFusion/Workstationだけでことが足りると思う。ハイパーバイザーがホストOS型になってはしまうが。

 

WordPressのままだと表が潰れてしまうのでイメージを別ウィンドウで表示してください。

マイグレーション先として、NutanixやProxmoxと言われるが、こう改めて調べてみると、

本番環境は、Nutanixだけではなく、Oracle Virtualization

開発環境は、Proxmoxだけではなく、Ubuntu LXD環境

もありかもしれない。NutanixやProxmox共通しているのが、独自実装が多く含んでいるので何かあったら逆に大変だったり簡単に解決できないこともありそう。逆に普通じゃ解決できていないことが解決できていることもある。(ごく僅か)

 

それにしても、自分のブログの中のアクセスランキング第2位がOracle Virtualizationとはびっくり。まぁNutanixは、ハード限定、セット売りだし、Proxmoxは、サーバベンダーのサポートからした論外で、自衛できる人(日本じゃありえない)くらいしか使えないし。UIの豊富さや機能も含めてOracle Virtualizationはあり。Kubernetes環境にしてもいいのであれば、OpenShift Virtualizationとかも選択肢に上がるが、セットアップを考えるとSUSEのHarvesterだと、セットアップが簡単。

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