諸事情で、ESXで認識するコア数が欲しい。でも大きいサーバは嫌だ。音も電気消費量も気になる。もともと、でかいサーバを持っていたのだが、エアコンを含めて電気代を大量に食うし、音もそこそこうるさかった。しかし、この原油高だと電気代を考えるとちゃんと環境を考えたほうがいいし、元もとれてしまうんじゃないか?ということで調べてみた。
第一候補だとNUC。NUCはこんな感じ。DDR4 SODIMMが64GBまで搭載できて、Core i7で調べると。。。
NUC第10世代
NUC10I7FNH
Core数 6 / HT 12スレッド
なかなか悪く無いが、CPUのベースクロックがちと低い。それに、もう中古でしか手に入らない。
NUC第11世代
NUC11TNHi70Z
Core数 4 / HT 8スレッド
コア数がダウンしているので、HTのスレッド数もダウンしてしまう。
NUC第12世代
NUC12WSHi7
Core数 12 / HT 16スレッド ただし、ESXだと12スレッドまでしか認識しない。
NUC第12世代は、複数のコア(高効率コアと高能率コアの複数が入っている)が入っている。M1チップみたいな構成。ESXのインストールでは少し厄介。
いずれにせよ、NUCだと12コアまでが限界。それもNUC第10世代。で、一番おすすめなのは、
ASRock Intel H470 DeskMini H470 + Corei7-11700 (TDP65W) CPUは第11世代
Corei7-11700 (TDP65W)
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/sku/212279/intel-core-i711700-processor-16m-cache-up-to-4-90-ghz/specifications.html
Core数 8 / HT 16スレッド
値段は74000円程度、最大HT16スレッドまで手に入る。CPUファンは付属のがギリギリ使える。筐体サイズは一回り大きくNUC2台分くらい。CPUは、TDPが65Wのものを必ず選択のこと。Corei9も検討したけど、価格差ほどの性能アップは感じられなさそう。コア数も同じだし。ESXで使う場合は、無線LANのアドオンカードは不要。上記に加えてメモリとNVME/SSD(最大2台まで)を追加すればOK。さらにESXでTPMも有効にできる。
ちなみに、このASROCKのベアボーン、最新の第12世代をサポートしているやつ「じゃない方」なのでご注意を。また、最新のBIOSではないと、第11世代のCPUは認識しない。自分は、Amazonで買ったがBIOSはすでに最新版だった。
電気消費量は、NUCのCPUはTDPが25〜35Wだが、このCPUは65Wなので、2台分くらいになる。それでも馬鹿でかいサーバー機より全然省エネ。
いずれにせよ、現時点ではNUCや第12世代は実はあまりお買い得ではないということがわかった。これでようやくOpenShiftで仮想マシンが立ち上げられる。仮想環境まで使おうとすると14コア以上いるのでw
2022/12/11 追記
よくみたら、12世代でコア数が多いものがあった。
パフォーマンスコアが8コアなのでHT16スレッドまでとれる。ただし、値段が定価35万で実売が16万強。円安や世間のパーツ価格によっては検討する価値があるかもしれない。Passmarkの値も一番上だが、今日の時点だとコスパはあまりよくない。もちろん12世代なので、ESXのインストールにはおまじないが必要。