MACOS ESX VM

投稿者: | 12月 29, 2020

vSphere 7.0U1cの環境のMacOS 10.15.7 をインストールしてみた。
ESXにMacOSって、おかしい話だが実はサポートされている。ただ普通のIntelサーバにはインストールができない。
方法は以下の2つがあって、

 1.グレーなパッチをESXに当てて、ESXでMacVMを認識させる。ただし、Appleのライセンス違反
    詳しくは以下。
 https://github.com/shanyungyang/esxi-unlocker
 単にESX上で実行するだけ。vCenterにESXを登録したあとに実行したほうがいい。Fusion版やWorkstation版もあるはず。

 2.サポートされているAppleのハードウェアにESXをインストールする。Appleのライセンスの問題はない。
 これはなんもテクニックは無し。

とある。今回は、もちろん後者で試す。

とはいえ、まずはISOイメージを作らなければならないのだが、Catalinaが動作する本物のMacが必要。
OSをダウンロードして、ISOイメージを作る

OSのダウンロードURL
以下のリンクにあるOSをクリックすると設定のソフトウェアアップデートが開き、ダウンロードを始める。(AppStoreではなく。)
https://support.apple.com/ja-jp/HT211683
ちなみに、Catalina、Mojave、HighSierraのイメージは作ることができた。
ダウンロードをするとアプリとして、Install of hoghogeというアプリが表示される。ISOイメージができたら消してもいい。

ISOイメージの作成
他のOSでもやり方は一緒

1. DMGイメージの作成
hdiutil create -o /tmp/Catalina -size 8500m -volname Catalina -layout SPUD -fs HFS+J
2. macOSのマウント
hdiutil attach /tmp/Catalina.dmg -noverify -mountpoint /Volumes/Catalina
3. Catalinaのインストラーの作成
sudo /Applications/Install\ macOS\ Catalina.app/Contents/Resources/createinstallmedia –volume /Volumes/Catalina –nointeraction
4. ディスクのアンマウント
hdiutil detach /volumes/Install\ macOS\ Catalina
5. DMGからISOへ変換
hdiutil convert /tmp/Catalina.dmg -format UDTO -o ~/Desktop/Catalina.cdr
6. ファイルの名前変更
mv ~/Desktop/Catalina.cdr ~/Desktop/Catalina10.15.7.iso
7. DMGファイルの削除
rm /tmp/Catalina

仮想マシンの作成
仮想マシンの設定は、10.15 を選択して作成。なぜか11.0が10.16となっているが。。。
また、注意点としては、ネットワークのデバイスをe1000eからvmxnet3に変更しておくと10GbEインターフェースとして使える。

Image

ISOで起動してそのままインストールすればいいが、インストーラーを起動する前にディスクのフォーマットをしておくことを忘れずに。フォーマットしておかないとインストール先が表示されない。
また、インストール時にNextやContinueボタンが押せない、インストール先が出てこない場合は、ISOイメージが壊れている。

インストールが完了した画面がこちら

Image 1Image 2

vmxnet3も正しく認識している。

Image 3Image 4

あとはVMware Tools 11.2.1をインストールすれば完了。

AWSのMACインスタンスもいいけど、3ヶ月契約するならMac MiniにESX入れて仮想マシンを作った方が安いかもしれない。

 

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