WindowsならWindows Updateをしておくこと。またWindows 10の利用を推奨
Mac/LinuxならPowerShell Coreを以下からダウンロードしてインストールしておく。
https://github.com/PowerShell/PowerShell
PowerShellとPowerShell Core
Mac/LinuxのPowerShellは、PowerShell Coreといい、Windowsに入っているPowerShellとは異なる部分がある。
- PowerShell: .Net Frameworkが利用できる。
- PowerShell Core: .Net Frameworkが利用できない。
Azureで使う場合は、PowerShell Coreで構わない。もちろんPowerShellも利用できる。
AzureのPowerShellの注意点
バージョンによって、コマンドラインが全然異なる。古いコマンドは2020年の12月まではバグフィックスされるがその先はどうなるか不明。
ドキュメントも更新されていないものが多々あり、脳内でコマンド変換あるいはマクロを使って自動変換する必要がある。
最新のコマンドは以下の特徴がある
- Azureへのログインコマンド Connect-AzAccount
- 一般的なコマンド New-Az
最新かどうかは以下のコマンドが受け入れられるかどうかを確認
- Connect-AzAccount
- get-AzResourceGroup
これでコマンドが返ってこなかったら、PowerShellは古いものである。
インストール方法
https://docs.microsoft.com/ja-jp/powershell/azure/install-az-ps?view=azps-3.8.0
PowerShellを開き、(Mac/Linuxではpwsh)以下を実行する。
Install-Module -Name Az
インストールのゲージが表示される。
インストールが完了したら、以下のコマンドを実行してみる。
Windowsの場合
ウェブブラウザが表示されるので、AzureにログインするためのMSアカウントでログイン
Mac/Linuxの場合
以下のメッセージが表示される。
WARNING: To sign in, use a web browser to open the page https://microsoft.com/devicelogin and enter the code ABCDEFGH to authenticate.
https://microsoft.com/devicelogin を開き、コードを入れる。
それぞれログインが完了すると自分のサブスクリプションが表示される。
Account SubscriptionName TenantId Environment
——- —————- ——– ———–
sample@example.com 従量課金 00000000-1111-2222-3333-444444444444 AzureCloud
これでPowerShellでAzureを操作できる。
Windowsの場合、AzureのモジュールをMSIでもインストールできるがあまりお勧めしない。PowerShellのモジュールの変更が多いから。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/powershell/azure/install-az-ps-msi?view=azps-3.8.0
古いPowerShellモジュールを使っている人はここを一読しておくことをお勧めする。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/powershell/azure/new-azureps-module-az?view=azps-3.8.0
ちなみに、AzureのコマンドラインはPowerShell以外にもaz cliというものもある。これは、Windows/Mac/Linuxで利用可能。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/cli/azure/install-azure-cli?view=azure-cli-latest