ほんとは、EVO-X2を買う前に出したかったのだが。勿体無いので。
VMware/Broadcom問題が起きて、おいそれとvSphereを使おうとすると1000万円はかかる。それもその値段で手に入るか怪しい。vSphereのエコシステムも安いものは淘汰されるのではないかと。もちろん、VMUGで安くvSphereを使うことも可能だが世間からの需要がだいぶ少なくなる。多分Broadcomは、vSphereをメインフレーム的な位置付け、つまり大規模顧客で使えるところのみ使うということを考えているのではないかと。ある意味、メインフレームは、大金が動く息の長い(うん10年以上)戦略だから行くべき道としては正しい。
一方、vSphereが買えないユーザ層は、オンプレの仮想環境かクラウドに行くことになるが、なかなかズバッと行ける回答はなく、多くは中規模はNutanix、小規模数台レベルであればHyper-Vが妥当かと。ただし、古いOSの仮想マシンはどうにかしないとダメだが。それか、いっそクラウドへ行くことになるが全部は移設できないし、移設となると、仮想マシンの引越しではなく、結果としてほとんど作り直し、作り直すとなると、立てるサーバが厳選される(減る)ことになる。移行コストが高くつくが、新しいハイパーバイザーやサーバとなると結構トントン。ただ、データセンターに置くぐらいならいっそクラウド。結論として、DCに置かないレベルでHyper-Vが最終的な結末になるのではないかと予想。要はデータセンターでハイパーバイザーへ移行となると結構お金がかかるので、それだったら高いvSphereコストを払ってもトントンなはず。世の中うまくできている。
まとめると
大規模:データセンターで稼働ー>VMwareステイ
データセンターを停止ー>クラウドへ移行
中規模:中途半端にお金かけるならー>クラウドへ移行
小規模:データセンターのコストがかからないのであればー>Hyper-V(仮想WindowsOSのコストがかからない)
ということになるのではないかと。
一方、エンジニアレベルだと、インフラ系の需要は、SES以外はほぼなく、セキュリティ系に行くか?AI系に行くかということになる。どこの会社もAIをヤレというが、たいていは会社でCopilotが使えますというレベル(M365の付属)で、エンジニアじゃない人にはとても有効だが、エンジニアが使うAIに対しては手当されているわけではない。多分、データセキュリティカットでダメなんだろうけど、ローカルLLMまで会社がたどり着いていない。たどり着いたとしてもコストが払えない。なので、やるやる詐欺ではなく、ヤレヤレ詐欺状態。
閑話休題
というわけでこれからAIである。
やはり機材を処分することにした。手持ちの機材をAIカットで比較してみた。
AI命令(AVX-512 VNNI / DL Boost)が使えるカットで比較すると
CPU/Platform
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世代/マイクロアーキ
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AVX-512
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VNNI (AVX-512 VNNI)
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DL Boost (ブランド)
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Dell Optiplex 7070
Intel Core i5-9500T
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9th Gen Coffee Lake Refresh (2019)
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✗
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✗
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✗
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NUC10i7
Comet Lake-U
|
10th Gen Comet Lake (14nm)
|
✗
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✗
|
✗
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NUC11i7
Tiger Lake-U/H
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11th Gen Tiger Lake (10nm, Willow Cove)
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○
|
○
|
○
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Desktop 11th Gen Core i7
Rocket Lake-S
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11th Gen Rocket Lake (14nm, Cypress Cove)
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○
|
○
|
○
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NUC 12i7
Alder Lake-P
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12th Gen Alder Lake (Intel 7, P+E混在)
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(原則)✗*
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(AVX-512 VNNIは✗ / AVX2-VNNIあり)
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(AVX-512系 DL Boostは✗)
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